Archive for 11 March 2011

11 March

平成23年3月定例会 一般質問(9)

【インクカートリッジの回収等について】

◆荻野泰男
 ありがとうございました。
 それでは、次に、インクカートリッジの回収等について、引き続き中村環境クリーン部長に質問いたします。
 先ほどちょっとふれましたごみ分別辞典によりますと、プリンター用インクカートリッジは燃やさないごみとして分類されておりまして、販売店や家電量販店等の回収ボックスへとなっております。
 昨年11月2日付けの日本経済新聞によりますと、プリンターメーカー6社と日本郵政グループが共同で実施しているインクカートリッジ里帰りプロジェクトに町田市が参加し、本庁舎をはじめ市内15カ所でインクカートリッジの回収を始めたということです。また、インクカートリッジ里帰りプロジェクトのホームページを見ましたところ、昨年10月25日現在の参加自治体における回収箱の設置場所数は166カ所ですが、埼玉県内では三郷市が昨年7月より同プロジェクトに参加し、市内21カ所で回収を行っているということです。
 そこで、本市においても同プロジェクトに参加して、市の公共施設においてインクカートリッジの回収を行ってはどうかと考えますが、御見解をお聞かせください。
◎中村環境クリーン部長
 お答えいたします。
 インクカートリッジ里帰りプロジェクトへの参加でございますけれども、回収に必要な回収箱や送料などの経費につきましてもプロジェクト側の負担となっておりまして、また、ごみの減量及びリサイクルの推進が図れるということもございますので、大変有益なものであるというふうに考えております。
 このようなことから、本市におきましても、回収箱の設置施設として予定されます市庁舎であるとかコミュニティセンター、公民館などの管理者と協議を進め、プロジェクトへの参加に向けて検討してまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。

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平成23年3月定例会 一般質問(10)

【指定施設における不在者投票の公正の確保等について】

◆荻野泰男
 ぜひ検討のほどよろしくお願いいたします。
 それでは、次に、指定施設における不在者投票の公正の確保等について、井関選挙管理委員会委員長に質問いたします。
 まずは、お忙しい中をお越しいただきまして、ありがとうございます。
 また、昨年9月議会におきまして、第2市民ギャラリーにおけます期日前投票の期間の延長を提案させていただきましたところ、今回の県議選から実施していただけるということで、本当にありがとうございます。
 そこで、まず、1点目としまして、市のホームページによりますと、不在者投票ができる施設として指定されている市内の施設は、病院、老人ホームなど計27施設あるということなんですけれども、4年前の統一地方選挙以降の主な選挙におきまして、指定施設における不在者投票を行った方の人数をお聞かせください。
◎井関選挙管理委員会委員長
 荻野議員の御質問にお答えいたします。
 4年前の統一地方選挙とそれ以降の主な選挙におきまして、市内指定施設で行われた不在者投票の実績についてでございますが、初めに、4年前の統一地方選挙でございますが、県議会議員一般選挙では20施設で205人、市議会議員一般選挙では15施設で177人の方が不在者投票を行っております。それ以降の選挙で申し上げますと、平成21年の第45回衆議院議員総選挙では18施設で252人、昨年の第22回参議院議員通常選挙では20施設で235人の方々が指定施設での不在者投票を行っております。
 以上でございます。

◆荻野泰男
 ありがとうございました。
 それでは、引き続き井関委員長にお尋ねいたします。
 昨年11月4日付けの朝日新聞によりますと、指定施設における不在者投票で、意思表示のできないお年寄りらの投票用紙に勝手に候補者名を記入する公職選挙法違反事件がふえていることが警察庁のまとめでわかったと出ておりました。特養などでの不在者投票は、施設長が管理者を務め、立会人も選ぶため、施設職員だけの密室で実施されることがほとんどだと言われておりますが、本市内の不在者投票を行っている指定施設における投票立会人の選任はどのように行われているのかお聞かせください。
◎井関選挙管理委員会委員長
 お答えいたします。
 指定施設の不在者投票につきましては、公職選挙法施行令に基づいて1名以上の投票立会人を投票に立ち会わせなければなりませんが、その投票立会人は、荻野議員の御質問のとおり、不在者投票管理者である各施設の長が選任することになっております。
 指定施設の投票立会人につきましては、選挙管理委員会に対する事前または事後の報告が義務づけられてはおりませんので、その実態を把握するため複数の施設にお尋ねしましたところ、医療施設の多くの指定施設では、不在者投票を担当する事務部門の管理職職員または看護師の方が選任されておりました。また、特別養護老人ホーム、ケアハウス等の社会福祉施設では、社会福祉法に基づき設置されております第三者委員会の委員である民生委員の方、その地域の自治会・町内会の役員の方など外部に人を求めている施設と、内部の職員から選任している施設とがございました。
 以上でございます。

◆荻野泰男
 それでは、もう1点、井関委員長にお尋ねいたします。
 不正防止の観点から、施設側からの要請を受けて外部立会人として職員らを派遣したり、あるいは外部立会人の名簿をつくって施設側に提供したりしている自治体もあります。また、施設の側からも、先ほどのような事件が発覚すると施設に疑いの目を向ける人もいるかもしれないので、外部の目が入れば厳正に不在者投票を行ったというお墨つきがもらえると外部立会人の派遣を歓迎する声があると聞いております。外部立会人を指定施設に派遣することについての本市選挙管理委員会としての御見解をお聞かせください。
◎井関選挙管理委員会委員長
 御質問にお答えいたします。
 選挙管理委員会の見解はということでございますが、確かに外部の中立公平な方に立会人をお願いすれば、外部の方が関与し監視することによりまして緊張関係が生じますし、それが選挙の公正を確保する上で大きな役割を果たすことが期待できるものと思われますので、一部の自治体が実施しておりますが、外部立会人の派遣制度なども有効な一手段であると考えております。
 しかしながら、指定施設の指定権限、また、指定から派生する監督指導権限が都道府県選挙管理委員会にあることから、外部立会人の派遣制度を広く波及させるためには全県的に取り組むことが必要であると考えております。
 当委員会といたしましては、既に外部立会人を導入しております施設の情報を広く周知させ、その導入を働きかけるとともに、施設から要請があれば選挙の管理執行に支障のない範囲で便宜を図ってまいりたいと考えております。
 以上でございます。

19:30:00 | oginoyasuo | |

平成23年3月定例会 一般質問(11)

【救急車ボンネット表示への鏡文字採用について】

◆荻野泰男
 ありがとうございました。
 井関委員長におかれましては、今後ますますお忙しくなると思いますけれども、すべての選挙が無事執行されますよう願っております。
 それでは、最後に、救急車ボンネット表示への鏡文字採用について、小高消防長に質問いたします。
 消防年報2010によりますと、本市における救急車の配置総数は9台となっております。一昨日も市庁舎の前で新しい救急車が展示されておりましたが、今後の救急車の更新予定はどのようになっているのかお聞かせください。
◎小高消防長
 救急車の更新予定についての御質問にお答えをいたします。
 救急車の更新につきましては、所沢市消防機械器具管理規程事務処理要綱に基づきまして、走行距離10万kmまたは8年を更新年限としまして、更新整備を計画的に進めているところでございます。
 今後の更新予定につきましては、来年度の更新はございませんが、平成24年度に東消防署本署、平成25年度に南分署の救急車の更新を予定しております。
 以上でございます。

◆荻野泰男
 引き続き小高消防長にお尋ねいたします。
 救急車のボンネットに表示する「救急」「AMBULANCE」、救急車ということですね。あるいは病院名などの表示を、左右反転させたいわゆる鏡文字にしている自治体があります。これは走行中の一般車両が後方から接近する救急車をバックミラー等で認識しやすいようにするためで、欧米などでは一般的であるといわれております。県内の、また自治体等におきまして救急車に鏡文字を採用している事例はあるのかお聞かせください。
◎小高消防長
 救急車の鏡文字についての御質問にお答えをいたします。
 現在、鏡文字を採用しております県下消防本部は、36本部中5消防本部でございます。また、鏡文字を採用している消防本部でも、すべての救急車に表示はしておらず、県内の全救急車254台中13台、約5%に鏡文字が表示されている状況でございます。
 以上でございます。

◆荻野泰男
 それでは、もう1点、小高消防長にお尋ねいたします。
 先ほどの答弁にありましたように、まだまだ導入事例は少ないのかなというふうに思いますけれども、デザイン的にもなかなかインパクトがあって、話題性もあるということなので、本市においても、次回以降の救急車の更新時にボンネット表示に鏡文字を採用されてはどうかと考えますけれども、御見解をお聞かせください。
◎小高消防長
 救急車更新時の鏡文字採用についての御質問にお答えをいたします。
 現在導入をしている救急車は、LEDを使用した大型赤色灯、さらに、バンパー上部に赤色点滅灯を採用しております。鮮やかな光で全方向からの被視認性もよく、救急車前方を走行する車両が救急車を識別するのに十分な装備であるというふうに考えております。また、救急車のボンネット部分には赤いラインがあるため大きな文字を表示できず、仮に表示しても救急車が接近しないとバックミラーで表示内容を確認することは困難な状況と思われます。
 以上のことから、鏡文字については、極めてその表示効果が低く、今後の更新時についても採用する予定はございませんので、御理解をいただきたいと思います。
 以上でございます。
◆荻野泰男
 採用する予定がないということなんですけれども、おととい救急車を見に行きまして、赤いラインの上に「AMBULANCE」とか書けるんじゃないかななんて思いましたので、また御検討していただけたらと思います。
 それでは、ちょっと早く終わりますけれども、ありがとうございました。本当に今任期最後ということなんですけれども、お世話になった皆様方に感謝申し上げます。また御縁がありますよう願っております。
 以上で、荻野泰男16回目の一般質問を終わります。ありがとうございました。

19:00:00 | oginoyasuo | |