Complete text -- "スタメン"

11 February

スタメン

あまりテレビは見ない私ですが、爆笑問題は好きなので、
『スタメン』という番組は結構見ています。
番組の中でこの春、地方議員を目指す20代の方が取り上げられてきました。
若者が政治を志すこと自体は歓迎すべきことですが、学校を出ただけで
社会人経験の全くない方が「普通の感覚で」とかいって出られるのはどうなのだろうと
考えてしまいました。私なんかと違って真面目に勉強されてきた方だとは思いますが・・・。
私にはただの“求職活動”に見えてしまいました。

政治家というのは“職業”ではありません。
“議員しかできない議員”になってしまうと、仮に落選すれば、タダの人どころか
それ以下になってしまいます。
たとえ政治の世界に入ることになっても、そこから離れても“普通の人”でいたいと
私は思っています。

田中秀征さんは以前、一般の仕事をしてきた人材がある時期、時代の要請によって
政治に関わり、その役目が終わったら、また本来の仕事に戻れるような仕組みができれば
この国はもっと変わるというような趣旨のことを仰っていました。
私も本当に微力ではありますが、そのような方向性になることを願っています。

私は職業柄、学生さんから「社会保険労務士になりたい」という相談を受けることが
ときどきあります。
そんなとき、「社労士は何歳になってもなれる。人材の流動化が活発になっている時代
とはいえ、“新卒”じゃないとどうしても入れない会社がある。まずはそういうところを
目指した方がいい。しっかりとした会社の一員として働いた経験は、将来社労士に
なったときに必ず生きる」という話をするようにしています。

最近、ワタミの社長さんなども力説しているように学校の教師に社会人枠を増やすことは
大賛成。他では、裁判官や弁護士などになる方々も難関を突破されて、メッチャ頭のいい
集団なのでしょうけど、法律の勉強ばかりしていると、人としての普通の感覚からズレて
しまうこともあるのではないでしょうか。だから、裁判官や弁護士も普通に社会人経験を
積んだことのある人が増えたらいいのにと個人的には思っています。

23:30:00 | oginoyasuo | |
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