Complete text -- "平成23年3月定例会 一般質問(3)"

13 March

平成23年3月定例会 一般質問(3)

【「ところざわ道の駅構想」の進捗状況について】

◆荻野泰男
 ありがとうございました。私も人柄に注目されるように頑張ってまいりたいと思います。
 それでは、次に、「ところざわ道の駅」構想の進捗状況について、引き続き当摩市長に質問いたします。
 このテーマについては、私はずっと経過を温かく見守ってきたんですけれども、最近、地元の農家の方などから「所沢市も大型直売所ぐらいないとしょうがなかんべ」とか、いろいろ声をいただいております。また、昨年から商工会議所の青年部でもちょっとお世話になっているんですけれども、地元の特産品などを販売する場所が欲しいなというような意見もたくさんいただいておりますので、今回取り上げさせていただきます。
 昨年2月に公表されました、先ほど杉田議員もおっしゃっておりましたけれども、マニフェスト通信簿によりますと、ところざわ道の駅構想の実現については「進行中」という評価であり、所沢産農産物の販売促進を目的として、道の駅に類する形態の大型農産物直売所の設置に向けて、市・県・JAなど関係機関により協議中。平成23年度末までの開設をめざしているとされていました。
 しかしながら、一昨日の大石議員の大型直売所に関する質問に対して、市民経済部長は現在は協議を行っていない旨の答弁をされていました。大型直売所に関するこれまでの関係機関との協議の経過、平成23年度末までの開設については白紙になったのかどうかお聞かせください。
◎当摩市長
 お答えいたします。
 大型直売所に関する協議の経過でございますけれども、JAいるま野では平成19年度に管内に5カ所の大型直売所を整備する構想を策定いたしまして、その5カ所のうち1カ所を所沢市内に整備すると位置づけております。
 この構想の実現に向けて、平成21年度には、JAいるま野から市街化調整区域内の畑に敷地面積5,000?以上で大型直売所を新設する場合の土地利用規制などの諸課題について数回の協議を実施いたしました。また、宅地で整備できる可能性として、南永井の所沢総合食品地方卸売市場内の一角に整備が可能であるかの協議も行いましたが、いずれも実現に至らなかったところでございます。その後、JA内部におきましてはJAが所有する宅地の有効活用を検討しておりましたが、具体的な建設候補地は上がらず、現在のところ進展はございません。
 通信簿に載っている平成23年度末までの開設につきましては、引き続き、機会があれば協議をして、実現に向けて努力しているところでございまして、白紙になってしまったというわけではございません。
 以上でございます。

◆荻野泰男
 それでは、引き続き当摩市長にお尋ねいたします。
 通信簿におきましては、道の駅に類する形態という表現になっております。また、第5次所沢市総合計画の前期基本計画の中にも、道の駅という文言は、私も調べてみたんですけれども、使用されておりませんでした。国土交通省により正式に登録された道の駅の開設については、実現が難しいものと判断されたのかどうかお聞かせください。
◎当摩市長
 荻野議員の2回目の御質問にお答えいたします。
 道の駅につきましては、国土交通省が所管する特定交通安全施設等整備事業でございます。この事業には採択基準がございまして、本市における国道や県道などの主要幹線には道の駅の採択基準に合った路線が少なく、整備は難しいという状況でございますので、道の駅に類する形態という表現としているものでございます。
 以上です。

◆荻野泰男
 それでは、もう1点、当摩市長にお尋ねいたします。
 市長の任期も、今任期は残すところ7カ月余りとなりました。マニフェストには3年以内に実行とうたわれておりました「ところざわ道の駅」構想については、事実上実現が非常に困難なものになったのかなと感じております。
 当初から実現に向けてのビジョンが余り明確でなかったのか、その後の社会経済情勢の変化が影響しているのか、いろいろ要因は考えられると思うんですけれども、実現に至っていない理由につきまして、市長の御見解をお聞かせください。
◎当摩市長
 お答えいたします。
 所沢農産物の販売を促進し、「ところざわ道の駅」構想を実現しますという市長マニフェストにつきましては、所沢農産物の販売促進ということでは、今までも地産地消推進事業を重点事業として推進してまいりました。また、第5次総合計画・前期基本計画におきましても、引き続き重点事業として取り組んでまいるものでございます。
 道の駅構想につきましては、地産地消を進めていくという農業からの面だけではなく、さまざまな面で地域の活性化につながる施設となるものでございますことから、JAいるま野などが整備を計画する場合には、今後も引き続き支援を行ってまいりたいと考えているところでございます。
 以上です。

23:00:00 | oginoyasuo | |
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