Archive for April 2007
25 April
政務調査費
本日は市役所内にて、「新任議員当選者事務連絡会議」および「新議員当選者初顔合わせ会」が行われました。
「新任議員当選者事務連絡会議」の中でもっとも多くの時間が
割かれたのは、「政務調査費」に関する説明です。
地方自治法の規定に基づき、「議員の調査研究に資するため必要な経費の一部として」
交付される政務調査費については、みなさまの関心も高いと思いますので、
簡単に説明させていただきます。
<所沢市の場合>
●政務調査費の額は、年額84万円で、半期ごとに交付されます。
●年度ごとに領収書を添付の上、収支報告書等を提出する義務があり、
残余金がある場合には市に返還しなければなりません。
●使途基準により、項目は研究研修費・調査旅費・資料作成費・資料購入費・
広報費・維持費・会派共用費・その他に分類されます。
●人件費・事務所費・公聴費などは所沢市の場合、支出できない経費となっています。
なお、名義を「荻野泰男 政務調査費」などとした専用の口座を開設する必要があります。
使途基準についてはいろいろと細かい定めがありますが、基本的に「政務調査の対象と
なるかの可否は議員各自で判断」することになります。
情報公開、情報提供を私に期待されている方も少なくないと思いますので、
政務調査費に関しても情報公開を前提にしかるべき時期に向けて、
準備を進めてまいります。
24 April
不義理
公職選挙法では、あいさつ行為が制限されています(178条)。選挙の期日後、有権者に対して、当選または落選に関しあいさつする目的で
「戸別訪問すること」、「文書、図画を頒布し、または掲示すること」あるいは
「当選祝賀会その他の集会を開催すること」などはできないことになっているのです。
ちょっと不思議な気がしなくもありませんが、法は法として
守らなければなりません。昨日付の書き込みも直接的な御礼の言葉が
入らないように言い回しには気を遣ったつもりです。
そんなわけで、義理を欠いてしまうことも多々あると存じますが、
何卒ご理解いただけたら幸いです。
14 April
少子化対策
「君はまだ独身だから、少子化対策について語る資格はないね」ある人がこう言いました。そのとき私は何も答えられませんでした。
先日、新しいリーフレットを読んでくださった私と同年代のお母さんが
「子どもたちに働くことの尊さを教える教育」を謳っていることについて、
「子育て支援の福祉的な政策をアピールしている方は多いけれど、
親としては自分の子どもの将来が一番心配だから、このような政策は
的を射ている」と仰ってくれました。そして「独身だからこそできる発想も
ありますよ」と勇気づけてくれました。
私はこれまで、やりたい勉強をしたり、たくさんの素敵な人との出逢いに
恵まれたり、あるいは旅をして、その延長で海外での生活も経験したりすることが
できました。一人でできることでやりたいことはほとんどやってきたかな
という気もしています。
独りでいることは確かにいろんな意味でラクです。
でも、それだけでは人間として成長することはできません。
結婚して、子どもを持つことは大変だと思います。
大変だからこそ得られるものも沢山あります。
だから、私は今結婚して、子どもを持ちたいと思っています。
男女を問わず、私と同じ考えの独身の方はきっと大勢いるはずです。
そのような人々がどうすれば、結婚し、子どもをもって生活をしていくことが
できるのか?・・・そういう視点での発想なら私にもできるはずです。
そして、結婚することの素晴らしさ、子どもを持つことの喜びを
広く伝えることができれば、そのこと自体が少子化対策の一つになると考えています。
雇用対策
「この辺り(地元のこと)で、雇用対策なんて訴えたってダメだよ」地域の事情に精通している方が私に言いました。
でも、社会保険労務士として「ヒト」・「働く」ということに関わってきた私が
教育問題と並んで力を入れていきたいのは雇用対策です。
社労士の資格を持っている人でも意外と実際の経験者が少ないのが、
職安に行って失業手当をもらうことです。
何事も自分で経験してみないと、その気持ちは分かりません。
職安に通うことよりも辛いと思ったのが、仕事がなく、
朝行くところがないという状況です。
人間として一番辛いことは何もすることがないということです。
その辛さを経験してからというもの、私は仕事がどんなに辛くても
「毎日行くところがあるだけでもありがたい」と思えるようになりました。
だから、自分自身のそんな経験も生かして、雇用対策も訴えていきたいんです!