Complete text -- "民権塾"

18 December

民権塾

本年最後の「田中秀征の民権塾」に参加するため、都内の会場へ。塾長が総選挙直前に仰っていた「小沢は必ず何かやるから面白い」という予言通りの動きが出てきたこともあり、これまで以上に興味深い話をたくさん聴くことができました。以下、印象に残った発言をメモしておきます。

● 民主党を使い、自民党を追放したのが総選挙だったが、(国民は)民主党に自民党をどかせろとは言ったけれど、座れとは言っていない。
● 鳩山総理は一貫して「状況主義者」であり、状況に乗ることはできても、状況をつくりだすことはできない。革命家とは、波をつくりだす人間であり、サーファーではない。
◎ 「ブレる」というのは軸がある場合で、鳩山には軸そのものがない。麻生には良くも悪くも軸があった。

● 橋本総理がクリントン大統領との間で、普天間の返還に合意した際、公に言わなかったが「沖縄の人たちがかわいそすぎる」と語っていた。鳩山は「沖縄県民の思い」と何度も口にしているが、「真情」は口に出した途端に目減りする。
● 福島瑞穂が政権離脱宣言をしたことで、先送りの理由をつくってくれたため、鳩山は喜んだ。

◎ (習近平国家副主席の天皇会見で話題となった「1ヵ月ルール」について)法律でないルールほど厳格に守らなければならない。
● 中国に毅然とした態度をとることは、アメリカに対する説得力を強める。

● (小沢の鳩山に対する要望について)党の要望ではなく、全国民の要望と言ったのは腹が立った。全国民から少なくとも一人引いてほしい。
● 小沢要望の中の「暫定税率の維持」に反対した人はいなかったのか。プロセスがあまりにも不透明。
● 小沢には、いないでほしいという気持ちといてもらわないと困るという気持ちがある(笑)。
● 民主党から指導者が生まれてくるとしたら、小沢・鳩山にものを言う人だが、今のところいない。

● 景気がはっきり分かるのは、タクシー・クリーニング屋・床屋。
● エコポイント、エコカー減税というのは曲者で、消費の先食いだから後から反動が来る。
● 政府のアナウンス効果で経済はその日から元気になるくらい、心理的なものは大切。
● 「二番底」が来ても民主党の責任とは言えないが、民主党のせいにされてしまう。

以前日経BPのサイトでも紹介されていましたが、憲法改正をめぐっての井出一太郎氏と稲葉修氏のやりとりの話にはシビれました。

小沢氏率いる中国への「修学旅行」については、仮にも国会議員が向こうの要人と嬉々としてツーショット写真を撮っている姿に私は見ていて恥ずかしさを覚えましたが、塾長もダイヤモンドオンラインで同じ感想を持たれていて、嬉しくなりました。もし自分が投票した議員があのような行動をとったら、情けなくなります。

23:59:00 | oginoyasuo | |
Comments
コメントがありません
Add Comments
:

:

トラックバック
DISALLOWED (TrackBack)